時刻合せは、裏蓋を開けて中央の軸を鍵で回して行います。 外のリング部のリューズのような突起は、チャイム操作の際に押すもので、回したり引いたりしないで下さい。 以前所有していたポケットウォッチ図鑑に、同じタイプのものが掲載されており、画像にいれております。 1700～1800年代前半のもので、9,500ドルと記載があります。 最近まで元気に動いておりましたが、現在はリピーターのチャイムも含めて停止しており、修理しておりませんので、ご承知置き下さい。 コレクションとしてお持ちいただくか、アンティーク時計修理のできる専門店にご相談いただきますよう、お願いいたします。 2006年頃、大阪のセレクトショップのアンティーク時計フェアで、圧倒的なオーラに一目惚れして、衝動買いしたものです。 コレクションとして、大事にケースに入れて定期的にオーバーホールや手入れもしておりましたので、この時代のアンティークとしては、たいへん綺麗な状態です。 クォーターリピーターは、時の数と15分毎に1～4回のチャイムが鳴る、製作にかなりの技術を要する複雑な機構です。 中世の貴族が、夜中に暗がりでボタンを押して、時間を知るためだけの贅沢品です。 今でも腕時計に搭載すると、高級車1台分を超えます。 その昔に奏でられていたであろう、コチコチという枯れた音とチャイムの高貴な響きは、究極の癒しと言えます。 200年近くの時を重ねた割には、内部も含めてたいへん綺麗な状態です。 まさにマニア垂涎の、博物館級とも言える、逸品中の逸品かと思います。 チェーンは新品で、風防も新しいものに交換しておりますので、傷もなく、ピカピカです。 停止しており現在は動きませんが、このまま持っておくだけでは、あまり惜しい素晴らしいものですので、アンティーク時計にご理解があり、現在の状態でも欲しいとお考えの方にお譲りいたします。 サイズ　外径50ミリ、風防径47ミリ 　　　　厚さ12ミリ 材質　　銀無垢 付属品　巻き上げ用の鍵、チェーン 購入価格　500,000円